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Shanghai memo

上海メモ/気が向いたとき、思いつくままに…。

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禁煙

中国でも、
公共場所での喫煙が規制されるようになり、
喫煙者は、ますます肩身が狭くなってきた。

上海が「禁煙都市」に 万博前、罰則付き条例施行

 【上海共同】上海万博を2カ月後に控える中国上海市は1日、市内のあらゆる公共施設を全面禁煙にする罰則付き条例を施行する。「煙のない万博」を公約する市当局は、市全体を「禁煙都市」にして世界に取り組みをアピールする狙いだ。

 上海各紙によると、市当局は、禁煙場所で喫煙する人がいないかどうか監視し、喫煙者に注意する2万人のボランティアを結成する計画。中国の喫煙人口は約3億人に上り、愛煙家からは反発も予想される。

 条例施行で上海の学校や病院、行政庁舎のほか、ショッピングセンターや映画館、インターネットカフェなども全面禁煙となる。営業面積150平方メートル以上か座席数75席以上の飲食店については分煙を義務化。ホテルには喫煙しない宿泊客向けの客室を設けるよう義務付ける。

 禁煙場所で注意されてもたばこを吸い続けた場合は最高200元(約2600円)の罰金。指定施設が禁煙や分煙の措置を怠った場合は最高3万元の罰金を科す。




タバコ屋の店内。「パンダ」や「中華」といった高級たばこは、一箱100元近くする。
生活感覚で言うと、数千円。
メンツを重んじる中国の贈物用。

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「恐帰族」の背後に潜む中国社会の危機 

中国では2月14日から旧正月(春節)の約一週間の休みに入るが、例年通り、春節の十数日前の2月初頭から帰省ラッシュが始まり、ビジネスマン、OL、出稼ぎ労働者、大学生など、家族と離れて暮らす人々は老若男女を問わず、いっせいに家族の待つ故郷へ帰っていく。毎年恒例の「民族大移動」である。
 
しかし今年の旧正月の「帰省前線」にはある異変が生じた。 大都会に出て就職している一部の若者たちが実家への帰省をためらって中止するケースが急速に増えているのだ。彼らは「恐帰族」(帰省するのを恐れる人々)と呼ばれ、メディアからも注目を浴びている。

「恐帰族」の中には、とくに農村から都市部に出て大学や企業に籍を置く若者が多いようであるが、彼らは一体何のために「恐帰」となったのか。その理由は、「恐帰族」の一人となった者がネット上で公表した「父親への懺悔書」を読めばよく分かってくる。

その「懺悔書」の書き手は去年の9月に大学を出たばかりの新米社会人で、両親は農村部で暮らす普通の農民である。 今年の正月に帰省しないことを決めた後、彼はこの「懺悔書」を書き上げて自分の悔しさを歴々と吐露している。 彼がここで陳述した自らの「恐帰」の理由はこうである。

「大学を卒業し、就職してから半年も立った (中国の大学の新学期は9月から)。しかし今、月給はわずか1000元程度で自分が食うのがやっとである。父親の出稼ぎ賃金よりも低い安月給であるから、両親にはとても報告できない。俺の通帳の残額は今やただの500元、数日後には下宿の家賃の300元を払わなければならない。帰省するための旅費は一体どこにあるのか。机の上にあるインスタントラーメンの山は俺に残される唯一の食糧だ。このような状況で、俺はどうやって帰省するのか。たとえば借金して帰省できたとしても、両親に都会での生活ぶりを聞かれたら俺はどう答えたら良いのか。真実を告白する勇気があるわけはない。

結局、彼は、正月は会社で仕事しないといけないからとの口実を使って、両親に帰省しないことを告げた。就職後の初めての帰省を待ち望んでいた両親はどれほど失望したのか。今に思えば心が痛い。しかし仕方がない。俺のできる唯一のことはすなわち、この一文を書いて両親にこと懺悔することだ」

この「懺悔書」を読んでいると、それが果たして世界の「経済大国」となったはずの中国の若者の書いたものであるのかと思われるかも知れないが、彼の訴えているような苦境は、今の中国では紛れもない現実なのだ。その証拠に、この「懺悔書」がネットで公表されると忽ち大きな反響を呼び、似たような告白は続々と出てきてネット上を覆うような勢いである。 それがきっかけに「恐帰族」の実態がマスコミの関心を呼び、そしてマスコミの報道を通じて全国的関心を呼び、今や大きな話題とった注目の社会現象なのである。

ある新聞社はさっそく、「恐帰族」にかんするアンケート調査をネット上で実施したが、その結果、帰省しない若者の約43%は「帰省のための出費は負担できない」ことを一番の理由として挙げていることが判明している。 やはり、こ「懺悔書」の書き手と同様、「金がない」ことは「恐帰族」が帰省しないことの最大の理由となっているわけである。

このメルマガは以前、大学を卒業していても就職できず、故郷から離れた大都会の周辺で喰うか喰わずの雑居生活をしている若者たち、すなわち「蟻族」と呼ばれる者たちの生態をリポートしたことがあるが、今度はわれわれは、就職できていても収入が少ないという理由で帰省もできない「恐帰族」の苦境を目の当りにしているのである。 経済が十数年以上にわたって「繁栄」してきているはずの中国で、多くの若者たちはそれほどの苦しい状況下にあるというのは、一体どういうことなのだろうか。

それに関して、2月4日発売の『半月談』という論壇誌は、「社会上昇の機会が減少、新しい世代の焦燥感」との論文を掲載して、「経済繁栄」とは裏腹の若者たちの貧困と失意の原因を探ってみたが、その原因分析は下記のようなものである。 曰く、30年前からの「開放・改革」政策の実施とそれに伴う経済成長の前段階では、事業で成功する機会や富を手に入れる機会が爆発的に増えてきて、そのチャンスは人々に平等に与えられていた。 その時代、多くの若者たちは時代の波に乗って成功のチャンスをつかみ、自らの社会的上昇の道を開いた。

しかし、経済成長の後期となると、貧富の格差がますます開き、権力と富が一部の「利権集団」に徐々に集中してきて、社会の頂点に立つそれらの「利権集団」は社会的資源と機会を独占するようになった。 このような社会構造は結局、個人個人の若者たちから成功するチャンスを奪い取り、彼らを富と地位上昇への入り口から自動的に排除してしまった。その結果、多くの若者たちはチャンスと夢を失い、権力と富から疎外された中で貧困の生活を強いられて焦燥感をますます募らせていると、上述の論文が克明に陳述・分析しているのである。
 
このように、今の中国では、多くの若者たちは成功の機会と未来への夢を奪われて、富と権力から排斥されているような状況下にいるが、中国社会の今後の行方を占う上では、それは大いに注目すべき大問題の一つであろう。 というのも、若者が夢とチャンスを奪われているような社会は決して長期的な安定を保てないのはむしろ自明のことであり、富と権力から疎外される若き知識人がやがて反乱と革命の中核となっていくというのは中国の歴史の常であるからだ。

上述に言及した「蟻族」にしても、今は話題となっている「恐帰族」にしても、エリートだと自認しながら社会的立場もなく貧困層同然の生活を強いられるそれらの若者の存在は、中国社会にとっての大いなる火種の一つとなっていることは確実だ。 彼らの不満と「焦燥感」はいずれかその限界に達した時、この歪んだ社会にどのような危機が訪れてくるのだろうか。まさにこれからの「見どころ」なのである。 ( 石 平 )

※石平氏は、天安門事件(1989年)の当事者であり、後に日本に帰化し、中国批判を続けている。

春運

今日は、日中気温が23度、春のような陽気だった。しかし、天気予報によれば、明日は10度、今週末から来週にかけての春節は5~6度で、しかも雨か曇りの天気。春が待ち遠しい。
 
春節が近づき、朝夕の出勤時のバスや地下鉄の乗降客が心なしか減ってきた印象を受ける。地方から上海に出てきた人たちの帰省が始まっているからだろう。職場の同僚らも、今日あたりから帰省し出した。
 
ニュースによれば、帰省客の数は中国全土で延べ25億人、上海近郊だけでも、2.1億人に上るらしい。これに応じて、上海駅や上海南駅などの鉄道、浦東や虹橋などの空港、そして、長距離バスセンターなどでは、土産を抱えた帰省客で混雑が始まっている。

日本では、このような帰省ラッシュの風景は、かつてほど見られなくなったが、中国では、年に一度の国民大移動であり、中国では「春運」と呼ぶ。高速鉄道(中国版新幹線)が徐々に拡大し、豊かになって航空機を利用する人たちも増えてきた。バスを中心に交通手段が多様化し、昔に比べて移動時間は早くなったのではないか。
 
帰省切符を手に入れることのできない人々を狙って、「黄牛」と呼ばれるダフ屋も横行する。しかし、単に切符が手に入らないというだけでなく、帰る金がないために、故郷の家族や親せき、友人たちに会いたいのに帰ることができず、無念さや寂しさを感じている人も多いのではないか。
 
そういえば、日本人も日本に帰る飛行機の切符が手に入りにくくなったと聞く。金持ちの中国人らが春節を利用して、大勢、日本に旅行に行くためだ。その数が増えてきた。
 
この春運ひとつとっても、春節は、人間ドラマがいろいろと展開される。

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万博を盛り上げる目的もあって、
南京西路のイルミネーションが夜12時まで、
点灯されている。

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花火売り

一週間後の春節(旧正月)に向けて、
街中では、臨時の花火売りが商品を並べる。
値段は、数十元から5~600元くらいか。

日本では、見られない中国文化の一面が、
間もなく見られる。

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日干し

軒先にいろんな肉が干してあった。
どうやって、食べるのか?

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突然の食堂の閉鎖

いつものように、昼食を食べに職場近くの食堂に出かけた。この店は、麻婆豆腐が10元、回鍋肉(ホイコーロー)が15元など、安くてうまい定食がそろっている。おでんやうどんもあった。

しかし、今日行くと、閉店し、機材の搬出中だった。店名は「久留米」。九州の久留米に縁があるのかも知れない。 いずれにしろ、昨日の1月末で閉店になった。一方的な家賃の値上げなのか、理由は分からないが、昼食時は客であふれていた。職場周辺には安い店はあるが、そう美味しいと思わない。和食の店が一軒あるが、最低25元で味は今一つ。
 
この「久留米」で、「豚足とイカの炒め物(15元)」を食べ損ねたのが、悔やまれる。美味そうだった。

上海は変化している。「いつまでもあると思うな…」の意識が必要だろう。

突然、テレビ画面が真っ暗に…

以前、大連のホテル日航に住んでいた時、突然、テレビ画面が真っ暗になった。夜9時のNHKニュースで、チベット暴動を報じていた時だった。そして、そのニュースが終わると、何事もなかったかのように、次のニュースが流れ始めた。下記のニュースも、中国政府に不都合な内容だったtめ、同様のことが起こったのだろう。

中国の外国メディアに対する検閲は徹底している。先日のグーグルの中国撤退の動きも、その反発だ。

政権安定のためには、何でもありの中国。本屋に行くと、太極拳の本はあっても、気功の本はない。法輪功に代表される気功は、政府転覆をねらう邪教としているからだ。

「中国で31日夜、日中両国の有識者による歴史共同研究の報告書の内容を報じていたNHKの海外放送が数十秒間、中断された。  報道では、報告書をめぐり、中国の反対で1989年の天安門事件を含む戦後史の公表が見送られた点や、南京大虐殺の犠牲者数で日中が対立したことを指摘。突然画面が真っ暗になったのは天安門事件の映像が流れた部分だったとみられる。  遮断されたのは「NHKワールド・プレミアム」。中国では天安門事件の報道は規制を受け、昨年6月の同事件20年の際にも同様の措置が取られた。(共同)」

万博まで90日

5月1日に開幕する上海万博に向けた工事が全体的に遅れている、というニュース。http://www.9393.co.jp/qdaigaku/yanagita/index.html

結果的には、突貫工事をしても間に合わせるのだろうが、
その弊害が出ないことを期待したい。

地下鉄エスカレーターの設置

自宅近くにある、昨年秋に開通した地下鉄7号線・長寿路駅で、エスカレーターの設置工事をしていた。
分解した部品を組み立てると思っていたが、完成品をそのまま、組み込むようだ。

それにしても、7号線の運行時間は、9時から16時半まで。
全面開通すれば、通勤はもっと楽になるのに…。万博前には、開通してほしいが。


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