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Shanghai memo

上海メモ/気が向いたとき、思いつくままに…。

カテゴリー「上海万博」の記事一覧

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「上海万博へ行こう!リアル中国が体験できるよ。」

久々の福島香織さんのブログ。
彼女は開幕直後に2日行ったが、一か月たった現在、対応は改善されているのだろうか。 http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/entry/1624622/

これから雨が多くなるし、食べ物は高いし、パビリオンを見るのに並ばなければいけないし、
7、8月は夏休みで入場者は増えそうだし、暑いし、入場券は160元(3日券は400元)と高いし…。
夜景はきれい、とは書いてあったが、さてどうするか。 

チケットの種類は下記。
http://www.arachina.com/news/2010shanghai/ticket.html
日本で買ったら、割高。
中国国内ではネットで予約可能。
会場のチケット売り場に並ぶのが嫌な場合、
中国移動通信、中国電信、交通銀行、郵便局に行けば、すぐ買える。

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文明社会

万博が始まり、テレビのニュース報道だけでなく、ネット上でも連日、現地レポートが目立つ。概して、欧米や日系のメディアは、あら探し(?)ともいうべき内容。列に並ばない、ぼったくりともいうべき飲食店のメニュー価格、30度近い暑さの中、休憩すべき場所がない…。一方、中国側は、特に問題なく、順調に運営されている、という内容。双方のサービス基準がもともと異なるため、余程の事件・事故が発生しない限り、「臭いものにはふた」をしながら、万博は「大成功」という中国側の公式発表で終了することになるだろう。

今回の万博を通して、中国人、特に上海人が秩序やルールを守る「文明社会」に近づくという効果はあるのか。北京オリンピックでも、同様の「文明社会」キャンペーンが行われたが、結果はどうなっているのか。開催期間はオリンピックの一ヶ月に比べ、万博は半年。入場者数も7000万人(根拠は分からない)が見込まれているだけに、市民一人ひとりの「文明」意識の向上は、外国人にとっても喜ぶべきことである。

「柵越え。やはり、並ばなかった…」。写真は、Rocket News24から流用。

20100501001.jpg














万博開幕式

「より良い都市、より良い生活」(城市譲生活更美好、Better City Better Life)をテーマに246の国と国際機関などが参加して、明日から始まる上海万博の開幕式をテレビで見た。二時間にわたって用意周到に準備された内容は見ごたえがあった。

http://video.baidu.com/s?ver=1272813773&id=11254&word=2010上海世博会开幕式&url=http%3A%2F%2Fwww%2E56%2Ecom%2Fu84%2Fv%5FNTEzMzU0MDE%2Ehtml&f=2&ns=1&se=1# (中国中央電視台の録画、谷村新司の歌は49分前後。)

開幕式の前半は、胡錦涛国家主席ら要人が出席して、6月にSMAPがコンサートを開く会場内の「文化センター」で催された。式では、中国の国旗が掲揚されたあと、参加国や国際機関などの旗がステージに入場し、中国政府を代表して王岐山副首相が「万博は中国に夢を実現する機会を与えてくれた」と挨拶した。また、国際博覧会事務局代表が「上海万博は急成長する中国の象徴であり、万博を開催する中国に国際社会の関心が集まっている」と述べた。続いて、胡錦涛国家主席が万博の開幕を宣言し、五大国それぞれの歌や踊りが披露され、アジアを代表して、谷村新司が「昴」を歌った。(当然と言うべきか、万博のイメージキャラクターの一人、ジャッキーチェンは登場したものの、本来はあるべき万博のテーマソングの紹介はなかった)。後半は、10万発の花火、レーザー光線、会場を挟む黄浦江沿いに設置された数百メートルの液晶画面による光の競演。会場、外灘などの夜景も映し出され、大変、きれいだった。

国威をかけた上海万博。
半年間の期間中、どのような新たなニュースが流れるか。華やかな舞台の裏で、次のような現実もある。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100501/chn1005010701002-n1.htm


写真は、地下鉄人民広場駅に設置されている、残り1日を示すカウントダウン時計。



万博、開幕まで残り3日

地下鉄の駅では、X線による手荷物検査が行われているが、最近は、棍棒を腰に付けた若い濃緑の制服を着た武装警官が各駅の出入り口に2名ずつ立つようになった。さらに、今朝、駅の構内で見かけたのは、警察犬を連れた複数の警官。万博会場内でも、期間中、24時間体制で、警備が行われるという。テロ防止を最大の目的にしているのだろう。

SMAPが6月に万博会場内でコンサートを開く。木村拓哉ファンの同僚は必ずいくとはしゃいでいた。18000人入場可能のホールでコンサートは開かれるが、何せ人口2000万人の大都市。キムタクやSMAPファンが殺到し、混乱が予想される。

市内各所では、万博のための案内ボックスが設置されている。対応は、ボランティア。

新聞やテレビでは、毎日のように、万博関連のニュースが流れている。上海市政府はメンツをかけ、万博成功のために全力を尽くしているが、サービスレベルが低く、大型イベントにも慣れていないだけに、予期せぬ事件や事故は間違いなく発生するだろう。

事務局は、期間中7000万人の入場を見込んでいるが、上海以外の中国の各都市は、北京を中心にあまり万博に関心はないかも?



上海万博、開幕前のリハーサル混乱

5月1日に開幕する上海万博のリハーサルに参加した知人が、下記のレポートを送ってきた。
半年の期間で7000万人以上の入場者を見込む事務局だが、かなりの混乱が予想される。

友人各位

いま上海より戻りました。
20日の上海世博会のリハーサルの報告をいたします。
写真は整理して後日送信します。
 
・ゲート;
朝9時に地下鉄9号線の馬当路駅で下車。ここから世博専用地下鉄に乗り換えるのですが、一旦地上に出ます。角を曲がって驚きました。長~~~い行列。先が見えません。1時間30分並びようやく列の半分の前進。まだまだ先が見えません。トイレに行きたいのだが、トイレマークはあるのだがゲートの中らしい。
但しこの列は右側からくる列で、同様に左側からくる列もあるのですから倍の数となります。
ここで離脱者が多数でる。私は離脱者に聞きましたら「今ゲートの前の広場に入る門が閉ざされている。入場制限しているのでまだ約1、2時間は入れないだろう」とのこと。
実はこの乗り換え駅はゲートになっていて空港以上に厳しい検査があるので大混乱なのです。このゲートを通過して専用線に乗ると会場内に入れるのですが、この乗り換えは20日のリハーサル(10万人とも20万人とも言われていますが)でこの有様ですから80万人の場合は想像することが恐ろしくなります。
私は離脱して外灘へタクシーで行き、そのから浦東行きの渡し舟(2元)に乗り、船着場で世博専用船に乗り換えて会場へ入りました。11時30分でした。
世博専用船は世博チケットがないと乗船できません。ここでも厳しい検査がありますが、何と何と行列がゼロ。乗船者は8人のみ。穴場でしたが、本番前に情報は広がるでしょうね。
この船は浦西エリアに着きます。都市実験区の近くです。
 
・コンビニ・食堂;
水が欲しくなりコンビニへ行ったらここも長い行列。仕方なく食堂へ行く。ここも長い行列。ようやく4分の一のピザにありついた。ここでコーラ(缶)を購入。
コンビニは浦東会場を含めて数が少なく、店は大変に小さく万博向き仕様にはなっていません。
食堂も混んでいて、コンビニで購入した弁当を植え込みの周辺で立ち食いし、その空箱やペットボトルを植え込み内にポイ。
 
・観覧;
夕方4時の退場時間までかけて浦西会場と浦東会場を歩いただけで終わりました。
中国館の1階は地方館が併設されていて入場制限がないので誰でも自由に入場できるので、ここを観ただけです。
もっとも私は展示よりバリアフリーの調査に関心があるので展示館は並んでまで見たいとは思っていませんでした。
 
・バリアフリー;
写真がないと説明できませんが、問題が多い。
リハーサル初日に既に路のタイルがいたるところではがれ、マンホールの蓋が割れ、工事現場から雨で流された泥水、街路樹の根元のコンクリートも割れ、路の段差で車椅子使用者が困難していた等等。
メイン通路などの上り下り用の階段の横に透明な外エレベーターはあるのですが、エスカレーターを見たのは一箇所のみでした。
 
・トイレ;
数は多いのですが、大半が(真夏には入りたくない)例のレンタルトイレで全て和式。当然「紙」はありません。
ところどころに新設のトイレ棟があるのですが、ここも和式で一つ洋式(車椅子用)がありましたが、ダンボール箱(用度品など)が積み上げられていて使用できません。
※上海駅の一等(軟座)待合室の車椅子用洋式トイレも従業員の休憩・荷物置き場になっていて使用できません。
これは「意識のバリア」です。
上海は国際都市と言われているが、住民の多くの意識は発展途上なのです。
 
・記念品;
アイテム毎(会社毎?)の売店。
日本式のように一箇所で何でも買えるわけではないようです。
私が入った記念品売る場は「サンダル」と関連アイテムが少しでした。
 
・ゴミ;
路にゴミの山。清掃人が少なく手が回らないようでした。
また、学生アルバイト(?)と思える若者がゴミに処理ができなくて、足でふんずけて小さくする努力(?)が多々見られました。
さらに、工事中の展示館もあり、砂の山、竹材の山、麻袋の山等等。
 
・園内の移動;
バス(無料)が便利
浦西から浦東も専用トンネルを通してバスが運用されています。
 
・休憩;
休憩ベンチがいたるところにあるのですが、テントがパラソル形状なので雨のため半分以上は使用できず、食堂も混んでいるので、私は約5時間歩き疲れました。
 
・日本館;
張り紙があり「23日の午後から開館」。
 
・産業館;
建物の外側の店は一部工事中。
入館は20分待ちの行列ができていました。
浦西の一番端で付近の案内板に表示されていないので、スタッフ3人に聞きましたが、それぞれ別な場所を教えてくれましたので雨の中探し歩きました。
 
・スタッフ;
見学気分で写真を取り合ったり、男女が手をつないで歩いている姿もあり、教育ができていませんね。
 
総合評価;
日本で博覧会慣れした人が見ればもっと辛口なのでしょうが、一応上海世博会に関係した者として甘く50点。
展示館の展示物や広場のイベント(舞台の準備中)などを見ていないので感動は全くありませんでしたが、各パビリオンの建築物は見ごたえがあります。
しかし、80万~100万人が来場したらどうなるのだろうか?
 
中国の掲示板の書き込みはもっと辛口です。

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「会場パニック、テロや暴徒化より恐ろしい?」
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100430/chn1004301201001-n1.htm

 下記は、イギリスメディアのレポート。
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=41680

パクリ!

上海万博の公式テーマソング「2010等你来」が、岡本真夜の「そのままの君でいて(不变的你就好)」にそっくりということで、中国のネットで話題になっている。

http://api.youku.com/api_ptvideoinfo/pid_XMzA0_tp_1_id_XMTY1MTM1NjEy.html


ジャキーチェンやアンディラウ、リーピンピンら著名な俳優を使って、キャンペーンビデオがテレビで流れている。
聞いてみたが、「そっくり」ではなく、まさに、そのままの「パクリ」。
ばれると考えなかったのだろうか。

「2ちゃんねる」でも、多くの書き込み。
 http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1271457303/

(※政府または万博事務局の意向だろう、上記の二つの曲を比較できるサイトは、三日後の19日、削除されてしまった.。そして、事務局が盗作であることを認め、岡本側に使用許可を求め、一件落着)
http://tt.mop.com/topic/read_4198403_1_0.html

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「似ている?」「だから何だ」上海万博って偽物展示世界博覧会
マスコット「海宝」はガンビー、中国館は安藤忠雄氏セルビア日本館。
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(宮崎正弘のメルマガ)

上海万博のPRソングが日本の歌手が昔歌ったものとそっくりで、マスコット人形は1920年代に米国を席巻したガンピードールそっくり。
おまけにメインの中国館の外形は安藤忠雄氏がセルビア万博に設計した日本館そっくりで、何だみんな盗作じゃないか。
しかし「だから何だ」と開き直るのが中国人の特性。

大学教授は他人の論文を盗用し、学長クラスに賄賂を贈るのが常識。女子大生は担任教授とネルのが卒業の条件という。小中学校では担任に「贈り物」の金額が多い順番で生徒の成績が決まり、特許弁理士は外国から申請のあった特許を「自分」の名前で出願し、日本でもたもたしている商標登録は「仮面ライダー」「くれよんしんちゃん」のように勝手に登録する。

外国小説の翻訳は勝手におこなって著作権は支払わず、ともかく独自の発想がなければ他人の真似をするのが一番という倒錯した考え方をする。
外国から文句を言われると「んなら過去五百年さかのぼって活版印刷と火薬の特許料を支払え」と突拍子もない要求になる。

盗作、改竄、偽造、でっち上げは得意中の得意芸であり、南京大虐殺も三光作戦も731部隊も、全部でっちあげでした、と自らばらしたようなのが、一連の上海万博偽物事件ではないか。

ルイビュトンやブルガリのハンドバックなど、秀水市場へ行けば偽物が山をなしていて、しかもそれを買いに来ているのはアメリカ人が一番多いというのも何かの皮肉だろう。

だから最近中国人がどっと日本に観光旅行で来たら、銀座のデパートでルイビュトンやらティファニーやらオメガやらブルガリを買う。「まさか、日本の百貨店では偽物を売らないでしょ」というのが彼らの台詞。

三十年前に台湾からの個人の観光ビザがOKになったとき、どっとやってきた台湾の人たちは魔法瓶と武田胃腸薬とを買い、秋葉原へ行き、だいたい買うものが決まっていたので目端の利く旅行代理店など、それらを全部揃えた土産屋を開いた。

同じことをやっているのが中国人旅行社だが、金持ちのツアーも一巡して、最近の中国人ツアーはそれほどカネを使わないとぼやいていた。

いざ上海万博が開幕したら、次は展示品に偽物がいくつ出るか、ニュースが楽しみである。


 

【関連ニュース】 「万パク」狂想曲 http://sankei.jp.msn.com/world/china/100429/chn1004291802003-n1.htm

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