Shanghai memo
上海メモ/気が向いたとき、思いつくままに…。
自販機
- 2010/02/23 (Tue)
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古い家屋が壊されていく
- 2010/02/22 (Mon)
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地下鉄7号線全面開通
春節明けで、今日が仕事始め。
ただ休日振替のため、今日の土曜日と明日の日曜日は出勤。
今度の休みまで7日連続で出なければならない。
アパートに近い地下鉄7号線は、
昨日まで、運行時間が9時から16時まで時間制限されていたが、
今日から、全面開通した。
バスと地下鉄2号線を利用して、約40分ほどかかっていた通勤時間が、
今日からは、2号線と7号線の乗り換えで、15分ほど短縮される。
上海の地下鉄は、5月の万博開催までに急ピッチで工事が進められ、
将来的に22本の路線ができる。
総延長距離は東京を抜き、ニューヨークやロンドンに次ぐ世界第三位になる。
市内から浦東国際空港までの地下鉄も3月末に開通する計画だ。
市民の生活は、ますます便利になっていく。
B級グルメの会番外編
B級グルメの会番外編が三日連続で開催されている。
今日はその二日目。
上海市内にも、ほとんどない、
少数民族・苗(ミヤオ)族の料理がどんなものかと興味があり、出かけた。
場所は、地下鉄・虹橋路駅から5分ほどの「苗家第一酸湯館」。
メインの鍋には、辛い紅酸湯とそうでない白酸湯が仕切りを挟んで入っている。
具は牛や羊の肉、ホウレンソウ、春菊などの野菜、ジャガイモのスライス、肉のミンチ、豆腐…。
広東料理や上海料理などのメジャーではないが、それなりに美味かった。
この席で、興味深い話を聞いた。
中国では、「アホ!」はいいが「バカ!」は禁句という話。
中国のテレビ番組では、日中戦争時の反日ドラマが、相変わらず放映されている。
日本人は、当然、悪者。
そして、ドラマの中でよく、間抜けな日本軍将校(俳優は中国人)が、
「バカ!」とか「バーカ!」というせりふをしゃべる。
中国人は、その言葉が、相手をののしったり、馬鹿にした意味だと理解する。
一方、「アホ!」というせりふは聞かない。
「80後」と呼ばれる1980年代以降に生まれた若者は、
江沢民の反日教育の影響を受けている。
中国で働く日本人が職場で、部下の中国人に、
思わず、「馬鹿!」と言ってしまったら、
日本語が分からなくても、
それが自分に対する侮辱的、屈辱的言葉と感じ、
取り返しのつかないことになるかもしれない。
今日は、春節4日目(初四)。
今、花火や爆竹がバンバンなっていて、
うるさくて、眠れない。
世紀公園の梅
- 2010/02/16 (Tue)
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いきなり預金準備率を引き上げ
旧正月明けの中国市場に何か異常事態が起こりそう
晦日の土壇場(それも午後六時)に預金準備備率引き上げを発表した
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旧正月前の消費ブームを毀すまいと、中国人民銀行(中央銀行)は通貨供給を増やし続けた。市場にカネを垂れ流し続けた。
そして2月12日(ことしのカレンダーで晦日。正月元旦は14日)、それも株式市場も終わり、人々が帰省の列車に(或いはバス、飛行機に)乗り込んだのを見届けてからの発表だった。
午後六時。いきなり預金準備率を引き上げ、16・5%にすると発表した。つまり銀行は貸し出しをセーブし、16・5%の預金は必ず確保しなければならない。厳格な金融引き締めにはいる。理論的に言えば銀行は融資をやめ、貸しはがしに移行せざるを得ない。
それにしても無茶苦茶に粗っぽい金融政策をやってのけるものだ。
ことし二回目の預金準備比率引き上げだが、実は昨今の狂乱市場を考えれば前から予測された。
問題は旧正月休暇の一週間という空隙を当局が狙いうちしたことである。民間銀行も投資かも、対策の取りようがない。
実施の適用は上海市場が旧正月が完全にあける25日からとなる。
昨年、中国は通貨供給量を27%増やした。政府の景気刺激策で4兆元、さらに銀行に命じて、統計的には7兆500億元の貸し出しを増やしたが、合計12兆元弱に達している筈である。
邦貨換算で168兆円という「信用拡大」を人工的に作りだしたのだ。
この大幅な金融緩和により自動車販売世界一、不動産ブームがおこり、家電販売では13%のキャッシュバック。ありとあらゆる景気刺激で中国経済が世界景気の回復エンジンという立場を演出した。
狂乱の消費ブームの跡に、何がやってくるか。
信用の急激な収縮である。
やはり米国のファンド・マネージャーが言うように「ドバイショックの1000倍規模の『上海ショック』がくる」というのは現実になりそう。
(宮崎正弘の国際ニュース・早読み)
秘密保持契約書
その技術者は40代後半、現在勤めている会社の待遇に不満を、そして将来性に不安を感じ、日本より発展の可能性が高い中国で自分の可能性を試してみたいと考えていた。そのために、中国でビジネスできる最低レベルの(といわれる)中国語HSK6級の資格も取得して準備してきた。
仮に彼が会社側の説得工作に妥協して、その「秘密保持契約書」に署名すれば、中国メーカーにとって、彼を採用するメリットはなくなるのか。彼の志がも、そもそも、その程度のひ弱さだったのか、あるいは、会社の論理が優先し、個人の幸福(?)がつぶされていくのか、彼が慰留に答えることが正解だったかは、誰にもわからない。要は、いずれにしても、人生、自己責任ということだけだろう。