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Shanghai memo

上海メモ/気が向いたとき、思いつくままに…。

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豚骨ラーメン・後日談

老板は、愛知商科大学を一年で中退し、名古屋の居酒屋やスナックで働いていた。なるほど、日本語は流暢だ。3年目から不法滞在し、9年間、日本にいたが、その間、犯罪(不法滞在は犯罪ではないのか?)を犯しておらず、指紋を取られ、1年間は再入国できないという条件だけで、なんらお咎めなく帰国できたそうだ。日本の入国管理事務所の甘さにあきれる。

この店の開店資金は21万元。日本人、まして博多出身の者からみれば、「豚骨ラーメン」もどきだ。彼は、居酒屋やスナックで働いたことはあるが、ラーメン店でのアルバイト経験はないという。たぶん、名古屋の豚骨ラーメンを参考に、見よう見まねでオープンしたのだろう。楽天的だ。

「日本で酢豚を食べましたが、中国とは全く違いました」。日本人が経営する中華料理店、中国人が経営する日本料理店。要は、上海で流行っている「味千ラーメン」に象徴されるように、出てくるメニューを「日本料理」と思い、美味しいと思えば、それでいいということだろう。そういえば、コンビニで、寿司をレンジで温めていた。何をかいわんや、である。
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