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Shanghai memo

上海メモ/気が向いたとき、思いつくままに…。

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携帯は3Gの時代へ

徐家滙でシャープの3G携帯のキャンペーンをやっていた。かつて、パナソニックやNECなど日系のベンダーも携帯電話を中国で生産販売していたが、販売戦略に失敗し撤退。一方、NOKIAやサムスンは中国大手のディストリビュータやマーケティング予算をうまく活用して販売ルートを拡大。そこへ、シャープが2008年、日本で培った3G技術で参入した。

現在、日系ベンダー唯一のシャープは2010年末までに、中国での携帯電話販売店を現状の5割増の1万店まで増やすと発表した。内陸部や中小都市を中心に販売店を増やすほか、携帯電話専売店に加え、家電量販店での販売も拡充する。品ぞろえも09年の新機種投入は10機種だったが、10年は22機種を発売する。このうち3Gに対応した端末は前年の5倍の10機種発売する計画。スマートフォンも今夏に投入する予定で、現在0.1%にとどまる3G端末のシェアを10%まで伸ばしたい考えだ。さらに今後はMS、アップル、グーグルなどの世界標準に準拠して海外市場での巻き返しを狙う。

ちなみに、中国の携帯電話契約者数は09年末で7億4738万件となり、一年間で1億613万件も増加した。増加率は前年比で16.6%。また、09年に本格サービスが始まった第三世代通信網(3G)は、09年末で1,325万件の契約数となった。しかし、総契約数に占める3Gの契約比率はまだわずか1.8%で、今後、シャープの中国での販売の成功は、販売ルートを上手に活用し構築できるかどうかにかかっている。
 


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