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Shanghai memo

上海メモ/気が向いたとき、思いつくままに…。

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都会の地方出身ホワイトカラーに広がる「ホームシック」

中国では、上海や北京などの大都市に憧れ、地方から出てきた若者は多い。しかし、夢破れ、望郷の念にかられている者も多い。先日、瀋陽出身の同僚も同じような話をしていたが、南方日報に下記のような記事が出ていた。

 都会暮らしは楽ではないが、人を引き付ける何かがある。
地方出身者が大学卒業後、地元に戻らず都会でオシャレな生活を楽しみたいと願うのも無理はない。
だが、気付いてみれば、卒業後に地元に戻った同級生の方が自分より幸せな毎日を送っている。
一方で自分はというと、決して高くはない給料から家賃やローンを差し引けば、都会暮らしを十分に満喫できるほどの余裕はない。
地元でソコソコの仕事が見つかれば、築きあげたキャリアを投げ打ってでも帰りたいというのが本音だ。
都会でのシングルライフは骨身に染みる寂しさ。地元に帰って人間らしい暮らしがしたい。
それに、近年は都会も地方もそれほど大きな差はなくなってきている。
「今、自分がどこにいるかではなく、自分がどこに向かっているかが重要」と話すのは、広州の「蟻族村」で暮らす「七夜」さん(仮名)。
蟻族とは大学を出たものの就職先が決まらず、都会の片隅で身を寄せ合って生きる若者たちを指す。
七夜さんは、すでに地元に戻る決心をしている。
「地元を出ていく」ことは、出稼ぎ農民から大学生に至るまで一種のステータスだった。
そのため、都会は一時、地方出身者で溢れた。
だが、05年頃からそんな風潮に変化が現れる。
多くの人が、故郷を捨てた代わりに得た都会暮らしは思ったよりバラ色ではなかったことに気付いたのだ。
物価は高いし、プレッシャーも大きい。

今、都会暮らしのホワイトカラーの多くは強い望郷の念にかられている。
東京に憧れた日本人と同様の現象だ。
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