Shanghai memo
上海メモ/気が向いたとき、思いつくままに…。
”100年に1度”の大干ばつ、西南地方を襲う=2000万人が飲み水不足
3月16日のウェブサイト「国際在線」によると、中国西南地方を中心に厳しい干ばつが発生している。高温少雨の天候が続いたことで、河川が干上がり、井戸は枯れ、田畑には無数の亀裂が走っており、100年に1度と言われるほどの状況となっている。昨年9月中旬からおよそ半年間、降水量が例年の5割ほど、地区によっては1~3割という状況が続いている。
中国国家洪水干ばつ対策総指揮部の最新の統計によれば、とくに被害が深刻なのは西南地方の5つの省・自治区・市(雲南省・広西チワン族自治区・貴州省・四川省・重慶市)。3月16日までに干ばつの被害を受けた農地は645ヘクタール、例年の干ばつ被害の数倍にも及び、2000万人以上の人が飲用水不足に陥っている。広西チワン族自治区の一部地域では今春の稲作をあきらめ、トウガラシに転作するケースも見られる。
西南地方の被害が注目されるが、その一方で東北地方や華北、西北地方の一部でも飲用水不足や田畑に干ばつ被害が発生しており、各地方政府が飲用水の輸送や節水などの対応を行っているほか、中国国家洪水干ばつ対策総指揮部が中心となり財政部とともに1億5500万元(約20億5000万円)を投じて干ばつへの対応を行っているという。
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