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Shanghai memo

上海メモ/気が向いたとき、思いつくままに…。

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中国の病巣

ある地方都市に住む知人からメールがあった。
彼は現在28歳(?)
1年半務めた職場を一昨日辞めた。
理由は、薄給と労働法を無視した過酷な労働条件だ。
 
蟻族という現代中国を表す言葉がある。
高学歴であっても仕事につけず、蟻のようにその日暮らしを余儀なくされる若者をさす。
仕事も結婚もままならない。
金がすべてとは言わないが、娘たちは大都会と裕福な若者に憧れる。
拝金主義が闊歩する中国の病巣のひとつだ。
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「1%に4割の富集中 中国、特権層に偏在」

思ってた以上の、富の偏在。
一昨日、中国政府(人力資源社会保障部)は、5年後に所得を倍増させたいと発表したが、
かつての日本の「所得倍増計画」「一億総中流化」が、中国でも同じように実現できるのか。

個人の収入は全体的に上昇していくのだろうが、
富の偏在、所得格差は、さらに拡大していくのではないか。

写真は、新錦江大酒店(五つ星、最高級ホテル)近くで、ゴミ箱をあさる老婆。
このようなシーンは日常的に見かける。

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日経電子版より。

8日までに発売された中国誌「財経国家週刊」最新号は、
中国の1%の富裕世帯に全国の富の40.4%が集中しており、
中国共産党や政府、国有企業などで働く特権層への富の偏在が顕著になっていると報じた。
 
北京大の夏業良教授は同誌で、世界銀行のデータなどに基づき
、所得格差の程度を示すジニ係数(0に近いほど平等で1に近いほど不平等)が中国で2009年、
30年前の0.28から0.47に上昇したと指摘した。
 
国有企業幹部と平均的労働者の収入格差は現在128倍。
特に電力、電信、石油、保険など独占業種の国有企業従業員は全国労働者数の8%にすぎないのに、
収入は全国総額の55%を占めるという。(共同)

健康診断

久しぶりに、健康診断を受けた。

  場所は上海市金浜路15号にある上海出入境検験検疫局(分部)。
まず、予約番号を伝え、パスポートとそのコピー一式、職場の登録証明書、写真4枚を渡す。
受診票を受け取り、必要事項を記入後、受診費用約700元を支払い、着替えて受診開始。
身長・体重測定、血液検査、視力検査、X線、腹部エコー、内診を行い、約1時間で終了。
  この程度の検査は、日本でも健康診断の基本項目。中国では医療機器は高価なため、
  日本ほど普及していないが、ここは設置してあった。
結果は約1週間後に郵送してもらうことにした(郵送費25元)。

ところで、居住証や就労ビザに必要な健康の数値基準は何だろうか。


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検疫局の横にあった彫像。

無農薬野菜農園「BE、GE、TA、BE」

上海大学学生らと、奉賢区にある無農薬野菜農園「BE、GE、TA、BE」に見学に行った。

この農園は6万平米の土地に、ガラスハウスが2棟(5千平米)、ビニールハウスが90棟(2万平米)あり、化学肥料や農薬を使用せず、温度や水管理、防虫を徹底して、ベビーリーフという発芽後数週間の無農薬野菜(約30種類の新葉)を栽培している。ちなみに、カゴメの野菜ジュースやトマトジュースは、この農園で栽培された野菜を使っているそうだ。

浦東で21年間アパレル関係の仕事をしている日本人経営者が2003年、家庭菜園での無農薬野菜の研究を開始し、2005年に農園を建設した。世界的に、農薬被害、土壌汚染、大気汚染、水質汚染が広がり、「食の安全」に対するニーズが中国でも高まっているだけに、このような無農薬野菜への期待はより大きくなっていくだろう。

日頃、油や炭水化物中心の食事がほとんどということもあって、今日、試食した野菜は新鮮で美味かった。また、喧騒と雑踏の都会を離れ、久しぶりに静けさとのどかさを、5月のさわやかな風とともに堪能した。

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南京東路のゴミ拾い

地下鉄駅構内では朝の通勤時に、老人らが読み終わった新聞を貰おうと、待ち構えている。

 雑踏の南京東路でも、ゴミ箱をあさる老婆や男らの姿をよく見かける。

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 人が多いだけに、トラブルも多い。
人垣ができていたので覗いてみると、若い男女が泣き、警官に何かを訴えている様子だった。

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結婚相手募集中!

市中心部にある人民公園では土日の休日、
子供の結婚相手を探す親たちであふれている。
年齢、学歴、勤務先、身長などを書いた紙が数百枚(?)張り出される。

中国は今結婚ブーム。
しかし、要求が高いのか、好条件の相手にはなかなか遭えない。
そして、「80後(1980年代以降に生まれた一人っ子)」はわがままに育てられたせいか、
離婚率も高い。

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「上海万博へ行こう!リアル中国が体験できるよ。」

久々の福島香織さんのブログ。
彼女は開幕直後に2日行ったが、一か月たった現在、対応は改善されているのだろうか。 http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/entry/1624622/

これから雨が多くなるし、食べ物は高いし、パビリオンを見るのに並ばなければいけないし、
7、8月は夏休みで入場者は増えそうだし、暑いし、入場券は160元(3日券は400元)と高いし…。
夜景はきれい、とは書いてあったが、さてどうするか。 

チケットの種類は下記。
http://www.arachina.com/news/2010shanghai/ticket.html
日本で買ったら、割高。
中国国内ではネットで予約可能。
会場のチケット売り場に並ぶのが嫌な場合、
中国移動通信、中国電信、交通銀行、郵便局に行けば、すぐ買える。

ホント、いい加減

アパートの最寄り駅・地下鉄長寿路駅の下りエスカレーターが
二か月近く使用できないままの状態。
結構、段数があるだけに、歩いて降りるのは大変。
ホント、いい加減。



虹口・山陰路(内山書店跡地・魯迅故居)

戦前、日本人が多く住んでいた虹口・山陰路を歩いた。
魯迅(1881~1936年、本名:周樹人)と親しかった内山鑑三の内山書店があった。
少し歩くと、亡くなるまでの3年間、家族と住んでいた3階建ての魯迅故居(入館料8元)。
撮影禁止で写真は撮れなかったが、
書斎、寝室など質素な作りだった(魯迅はこの建物の3階で肺結核で亡くなった)。
一人息子周海嬰の絵も掲げてあった。
日本人のツアー観光客がいた。
山陰路は今でも租界時代の建物が多く残っている。 








PIZZERIA LABOMBA!

「アミーゴ会」という異業種交流会で、
地下鉄2号線上海科技館駅近く(浦東新区錦延路320号、駅から歩いて10分足らず)の
イタリアンレストラン「PIZZERIA LABOMBA!」に行った。

パスタ、ピザ、シーザースサラダなどオーソドックスなメニューが並ぶ。
この店は日本人が調理し、味は全体的にしっかりしている。
(東京や福岡にも関連店があるとのこと)。

日頃が油の多い中華料理がほとんどなので、
たまには、こういった料理もいい。


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